枝見的考察記

社会/地域/経済の出来事を斜めの視点から描きます。

大阪公立大学の持つ可能性【森之宮新キャンパス】

 

大阪府立大学と市立大学は2022年の統合を目指しており、予定通りに統合されれば新生「大阪公立大学」として歩みを進めていくことになる。英語名を巡って大阪大学(Osaka University)と一悶着あったのはご存知の方も多いかもしれない。

www.sankei.com

 

府大市大の統合が進展する中で、大阪公立大学にはもう一つのビッグプロジェクトが存在する。それが森之宮キャンパスである。

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大阪メトロ森之宮検車場(隣のゴミ処理場もキャンパスに生まれ変わる)

総合大学が一つもない大阪都心部

大阪市内には総合大学が大阪市立大学しか存在しない。その市大も郊外の住吉区にキャンパスを置いており、大阪都心部には総合大学のキャンパスが一つもない

これは都心部に大学キャンパスが多数ある東京や京都と大きく異なっており、大阪が抱えるハンデの一つとなっている。

<キャンパス都心立地のメリット>

・研究の産学連携がすすむ

・人的交流のハブとなる

・市民の憩いの場となる

 

大阪公立大学は初の都心立地型キャンパスに!!

大阪公立大の森之宮キャンパスは大阪城の東側、環状線沿線に造成されることから大阪初の都心立地型キャンパスとなる。唯一の都心立地のアドバンテージを活かして優秀な生徒を集めると共に、産学連携人的交流ハブの役割を果たすことで、大阪のイノベーション創出ベンチャー育成といった効果を生み出すことが期待される。

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森之宮キャンパスのイメージ(初期にピンク部分を、将来的に紫部分を開発)

 

森之宮キャンパスに移転される機能

現時点では森之宮キャンパスには以下の機能が移転する予定だ。

  • 森ノ宮キャンパス:1回生と2回生用の校舎
  • 専有面積:108,500㎡
  • 森ノ宮キャンパス:基幹教育部、文学部、リハビリテーション学部、生活科学部、都市シンクタンク・技術イノベーション機能部

これでは不足

しかしこれだけでは不充分といえる。将来的な拡張によって4回生までの文系機能を移転するとして、1期開発分でも以下の機能を森之宮キャンパス内に開設すべきだろう。

  • 法学部⇛ロースクール
  • 経済学部・経営学部⇛ビジネススクール

社会人が学びやすい大学を

社会人が仕事終わりの夜間に学べる大学を目指してほしい。社会人から見ても、サテライトキャンパスより総合キャンパスの方が魅力的なので、森之宮にリカレント教育機能を集積すれば、大阪公立大は社会人教育分野で関西の圧倒的トップ位置に立てるだろう。

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