枝見的考察記

社会/地域/経済の出来事を斜めの視点から描きます。

早稲田大学ビジネススクールのゼミ選びで気を付けたほうがいいこと

※本記事は全日制グローバル/一年生総合向けです。

 

秋入試で見事合格された方はおめでとうございます!冬入試を受験される方は現在選考プロセスの真っ最中ですね。追い込み頑張ってください!

 

本記事では少し気が早いですが、WBSに入学した後のゼミ選びで注意したほうがいいことを書いていきます。ゼミ選びで失敗すると、折角のビジネススクールライフも台無しになりかねないので、参考にしてみてください。

 

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ゼミ選びのプロセス

ゼミは入学後のあっという間に決めなければならない

入学した後は顔合わせやレセプションイベントもそこそこに、即ゼミ採用のプロセスに入る。ちなみに私のグーグルカレンダーを見返してみると、授業開始初日からゼミ見学とゼミ教授面談を開始し、二週間後には志望ゼミ申請を提出していた。

 

申請出次第ゼミ側が生徒を採用

生徒の申請が出そろうと、今度はゼミ側の採用プロセスが始まる。全日制グローバルでは各ゼミ上限3人なので、必然的にあぶれる生徒が出てくる。その場合は第2志望のゼミに振り分けられることになる。

特に問題なければそれで採用プロセスは終了し、多くの場合6月くらいから各々のゼミに参加しはじめる。

 

採用プロセスが短いためにトラブルも

このハード採用スケジュールは昼間のプログラムのみに適用され、夜間主総合では1年の冬にゼミ選考をおこなう。昼間のプログラムでは採用期間が短いために、ゼミ参加後にトラブルが発生することも多い。特にトラブルで多いのが以下の二つだ。

①人間関係の問題(特に教授との)

②コンテンツの問題(思ってたのと違うパターン)

 

 

 

選考プロセスで気を付けないといけないこと

ではこうしたトラブルを避け、自分が本当に行きたいゼミに行くためには何を気を付けなければならないのだろうか?①ゼミ選びの基準にすべきこと、②基準にしなくていいこと、の二つに分けて説明する。

 

①ゼミ選びの基準にすべきこと

ゼミ選びの際に基準にすべきことは大きく以下の3つである

・ゼミテーマと自分の興味がある領域の親和性

・教授の人柄

・ゼミのコンテンツ

・ゼミの雰囲気

 

1つ目は当然なので割愛して、2つ目の教授の人柄はリサーチするのが難しい。ゼミ生による紹介イベントでは教授や自ゼミの悪口は言わないので、ほんとのところが引き出せない。また癖のある教授の場合は、ウマが合うか合わないかで生徒の評価が180度変わるので情報収集に苦労する。オススメの方法としては、その教授の講義を履修した先輩や他ゼミ生に聞いてみると客観的な意見を貰えるだろう。

 

3つ目のゼミコンテンツはゼミの内容が充実しているか?負荷は自分の求める度合いか?を軸にリサーチする。ゼミによっては輪読オンリーだったり、毎年同じコンテンツを回し続けているだけの場合もあるので、注意が必要。あとは教授によっては、自分の研究や仕事を優先してゼミ運営に殆ど関心を払っていない場合もある。

 

4つ目の雰囲気について、ゼミによっては内気な人ばかりでとにかく雰囲気が暗い。ゼミ生の交流も少なかったり、日本語生⇔留学生の会話がないところもある。

 

以上4点挙げてきたが、自分の求める内容とマッチしているかが重要。例えば企業訪問をいっぱいしたいのに輪読だけのゼミに入ったり、資格取得や転職活動を優先したいのに修論に重きを置くゼミに入ると後が大変になる。

 

 

 

 

②基準にしなくていいこと

逆に基準にしなくていいことには教授の知名度が挙げられる。

 

有名な教授や本を出している教授は、それ目当てで入学してくる生徒もいるのでゼミ選考の倍率が高い。しかし実際には、メディア活動や執筆に力を入れている分ゼミ運営は疎かになっている教授も多い。(そういう人は授業運営も雑)。なので知名度だけでゼミを選ぶのはおすすめしない。