枝見的考察記

社会/地域/経済の出来事を斜めの視点から描きます。

【大阪/聖地巡礼】日本三國の舞台紹介

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「日本三國」は文明が後退し日本が分裂した未来において、主人公の三角青輝が亡き妻との誓い”泰平の世”を築くために天才軍師に成長していく漫画です。主人公が生まれた愛媛を支配している国「大和」の首都が大阪に置かれているため、作中には大阪の描写が沢山出てきます。

この記事では作中で登場する大阪の聖地を紹介していきたいと思います。

 

主要地点

辺境将軍隊(登場話数多数)

青輝が仕官する辺境将軍隊、第2話「青輝上阪」以降一貫して新世界及び通天閣が描かれています。辺境将軍隊の司令部や官舎がこの付近にあることが分かります。

 

御所(登場話数多数)

大和皇帝の御所は大阪城になります。参内で描かれているこの門はオリジナルだと思われますが、イメージと近いのは大手門でしょうか?

大手門(公益財団法人日本城郭協会より)

平殿器邸宅(第20話「賀来の退き口」より)

 

大阪観光局より

第20話で青輝の妻の仇にて現時点でのラスボス「平殿器」の邸宅は淀屋橋の日本銀行大阪支店です。最新話では殿器は天満王を名乗り、本宅も天満王府と改名されています。今後物語の重要な場所となるでしょう。

 

その他シーン

青輝上阪シーン(第2話「青輝上阪」より)

咲州コスモタワー(日経新聞より)

第2話で青輝が上阪するシーン、右側の城は大阪城/左下の高層ビルはコスモスクエアにある咲州コスモタワー(大阪府咲洲庁舎)になります。

コスモタワーは大阪のベイエリアに立地しており、青輝が瀬戸内から船で上阪した描写であることがわかります。実際に四国/九州方面からフェリーで大阪に着く際にはコスモタワーを臨むことができます。

愛媛からフェリーで帰阪した際の景色(筆者撮影)

 

辺境将軍隊帰還シーン(第2話「青輝上阪」より)

キーエンス本社ビル付近(ホームメイトより)

敵国「武鳳」との戦役を終え帰阪する辺境将軍隊、こちらのシーンは新大阪近辺で背後の高層ビルはキーエンスの本社ビルです。

 

町山成久処刑シーン(第5話「三角監事」より)

第5話で青輝が監事に就任し、軍紀を示すこのシーンはご承知の通り道頓堀にかかる戎橋になります。人通りの多い場所で刑を執行するのは、かつての三条河原を彷彿とさせます。

 

阿佐馬芳経と団子を食べるシーン(第20話「賀来の論議」より)

青輝が同期の阿佐馬芳経(ツネちゃんさん)から敵国「聖夷」への出兵を聞かされるシーン、こちらも道頓堀が描かれています。現代と同様に繁華街/歓楽街となっているようです。

 

阿佐馬芳経と風呂に入るシーン(第5話「三角監事」より)

特徴的な梅田スカイビル(フォートラベルより)

時系列的には町山成久を処刑した後、青輝が阿佐馬芳経から諫言を受けるシーンです。二人が風呂から出た後に見ているこちらの景色は淀川越しに見た梅田方面となりあます。作中だと淀川が干上がっている(?)ようにも見えますね。

 

龍門と賀来の会話シーン(第8話「苦肉の計」より)

大阪ビジネスパーク協議会HPより

辺境将軍の龍門と参謀の賀来が御前から下がった後に会話をするシーンは大阪ビジネスパーク付近となります。

 

聖夷討伐を求めるデモシーン((第15話「竜虎決戦」より)

フェスティバルシティ全景(大阪観光局より)



聖夷討伐を求めるデモが起きるこのシーンは肥後橋~淀屋橋近辺です。阪神高速1号環状線が崩落していますね。同じ構図は中之島フェスティバルタワーのテラスから臨むことができます