枝見的考察記

社会/地域/経済の出来事を斜めの視点から描きます。

【なぜそんなところに?】大阪の立地が不便な高層オフィスビル二選

世界でも有数の大都会大阪には、数多くの高層ビルが林立しています。高さ100m以上の高層ビルは大阪市内だけで約200棟、オフィスビルに絞っても60棟以上が存在しており、今も多くのビルが建設中です。

 高層オフィスビルの多くは中央区および北区のオフィス街やターミナル地区に立地していますが、中には”なぜこんなとこに作ったの?”と言いたくなるほど、駅から離れた辺鄙なところにも高層オフィスビルがあります。本日はそんな不便な高層オフィスビルを紹介したいと思います。

 

不便な高層オフィスビル①OAPタワー

真ん中に聳え立つ巨大ビルがOAPタワー

 

 

 OAP(大阪アメニティパーク)は三菱金属(現:三菱マテリアル)大阪製錬所跡地を三菱地所が中心となって再開発したエリアで、巨大オフィスビルのOAPタワーのほかに、帝国ホテル大阪やタワーマンションを建設した、複合都市となっています。春には大川の桜並木が美しく、7月末には天神祭りの奉納花火を目当てに多くの人が訪れるエリアです。

 しかしこのOAPタワー、お世辞にもアクセスはよくありません。最寄りの駅になる大阪天満宮/南森町駅からは徒歩11分/850mも離れています。

 

 

南森町=天満橋間に新駅ができると便利なのに・・

このエリアは現状駅から遠く不便ですが、実は施設の近所を鉄道が通ってはいるので、駅を開設するだけで、利便性を大きく高めることが可能です。新駅の妄想はOsaka-Subway.comさんで詳しく紹介されているので、リンクを貼っておきます。

osaka-subway.com

 

 

不便な高層オフィスビル①中之島センタービル

不便な高層ビルリスト第二弾は中之島センタービルです。1975年竣工の古参ビルで、中之島の西端に立地しています。

 

時代を感じさせる外観が素敵

しかしこの中之島センタービル、名前とは裏腹に不便なところに立地しており、一応中之島駅が最寄り駅ではあるものの、多くのワーカーは肥後橋や野田、阿波座などから歩いているのではないかと考えます。

最寄り駅がどこか分からないレベル

 

 

ここも新駅ができると便利だけど・・・

このエリアも先ほどと同様付近を鉄道路線がとおっており、新駅を開業すればアクセス性を大幅に改善させることができます。

 

いかがでしたか?

 

 

以上辺鄙な立地の高層オフィスビルでした。今回は自社ビルは除外し、テナントビルのみを対象としています。梅田スカイビルや梅田センタービルも駅から遠いですが、梅田というターミナルに近接しているのに対して、本日紹介した2つのビルは最寄り駅にアクセスするのも不便で、通勤時間が余分にかかることが想像されます。

しかしあくまで記事の内容はイメージに過ぎないので、現在働いている方や過去に働いてた方がいらっしゃったら是非コメントでご教示ください。また他にも”ここも不便だよ!”ってビルがあればそちらもコメントよろしくお願いします。