枝見的考察記

社会/地域/経済の出来事を斜めの視点から描きます。

ビジネススクール生の転職活動の実態

ビジネススクールにの卒業を控え、周囲の進路も色々聞いているうちに、ビジネススクール生の進路は大きく4つに分類されることが分かった。

 

①元いた企業に復職(企業派遣)

②実家の企業を承継

③起業

④転職

 

早稲田MBAの全日コースのうち、卒業後に転職(就職)するメンバーは体感で2割ほどに過ぎない。ただ卒業後2,3年以内に転職するOBも多く、転職活動を経験するMBAホルダーは沢山いるのではないだろうか。

MBAホルダーは数が少ないため、転職市場が小さいために転がっている情報も少ない。そこで今回は主な2つの転職活動方法の紹介とその実態について説明したい。

 

 

転職活動方法

①ツテの利用

1つ目のオプションとしては、ツテが挙げられる。引き抜きやヘッドハンティングの表現が近いかもしれない。ビジネススクールは必然的に経営者との距離が近く、多くの経営者とネットワークを構築することになる。経営者にとって魅力的な人材であれば、オファーが出されることも多々ある。実際筆者の同期にある企業の社長が在学しているが、彼は在学中に数人のMBA生を引き抜いていた。

 

②エージェントの活用

2つ目のオプションは一般的な転職エージェントの活用だ。これはビズリーチやリクルートエージェント等、ミドル~ハイキャリア人材をターゲットにしているエージェントを通して転職活動する。中にはエージェントを通さず自分で応募する学生もするが筆者はあまりオススメしない。理由としてはMBAはニッチすぎるからで、ニッチなMBA生を欲している顧客を熟知しているエージェントを通すことで、書類通過率は跳ね上がると考えられる。

 

 

転職の実態

2つの転職方法についてここまで紹介してきた。では実態としてMBA生の転職は楽なのか?業種は?といった視点について説明したい。

 

転職の難易度は本人次第

MBA生であるから採用されるという例はまずない。転職活動である以上、その人に何ができるのかが肝心になってくる。人によってはいいオファーを沢山得られる人もいれば、活動が上手くいかない人もいる。

 

業種は?

主な転職先としては、本人が経験してきた業種+コンサル、VCあたりが多い。たとえMBAの中でマーケティングやブランディングを専攻したとしても、前職が無関係な仕事であればマーケティングの業務に転職するのは容易でない。ハイクラスキャリア採用で企業が欲しているのは即戦力なのだから。

 

 

自分の転職活動は別の記事で書きます

自身の転職活動も一区切りついたので、後日に具体的な活動内容や勘どころ?を改めて記事にしたいとおもいます。