自分が早稲田大学ビジネススクール(WBS)を受験したときの面接官をされた方に”面接で何を聞きたかったのか?”や”何で評価しているのか”や様々な裏話ついてお話を伺う機会があったので、皆さんにも紹介しようと思う。(※面接官個人の意見ですので、他の面接官も同じ考えとは限りません)
当日は正直しんどい
全日制グローバルの面接では秋冬それぞれの入試で50人ずつ受験する。それを2つの面接官チームで処理するので、1チームが1日で12~13人と面接することになる。エッセーや履歴書、一次試験の結果を事前に目を通さねばならず正直大変なのだそう。
ちなみに私の受験時は全日朝3時まで飲み遊んだ結果二日酔いだったらしい。こちらは緊張で一杯だったので気づきもしなかったが・・
面接で絶対に聞いておきたいポイント
キャリアプラン
・ビジネススクールでMBAを取って何かいいことあるの?社会の役に立つの?
・ほんとにMBAじゃなければいけないの?
・卒業した後どうする予定なの?5年後、10年後はどうなってる?
MBAで何を学びたいの?
・MBAで学べること、学べないことちゃんと分かってる?
なんで早稲田なの?
・様々な選択肢から比較検討した?
・(英語が苦手な人は)英語を学ぶ意欲の確認
面接方法は人によって変えている
当落ラインか否か
合格確実ラインの受験生は所謂通過儀礼的な面接にしている(優しい)が、当落ラインの受験生にはツッコんだ質問をしている。
事業承継/企業派遣か一般入試か
事業承継/企業派遣の受験生のほうが、志望動機/キャリアプランがはっきりしているため、面接も緩くなる傾向がある。実際に同級生に聞いてみると、同様の傾向があったので間違いなさそう。
合否を決めているポイント
一貫性
・バックグラウンド-キャリアゴールまで一貫性があるかどうか
・意見が一貫しているかどうか
妥当性と面白さ
・論理的な話し方をしているか
・意見に納得感や面白さがあるか(受け売りよりオリジナリティを)
落ち着きと振る舞い
・意見が否定されても(実際よくやられます)落ち着いて対応できるか
・面接官の意見や感想をもとにディスカッションできるか
※ディスカッションについて、意見を全否定するのは当然NGとして、全肯定するのも面接官の心証を悪くする(”仰る通りです”はNG)。相手の意見を受け入れつつ、自分の意見や考察を付加して初めて議論になるので、この点は留意したほうが良い。
熱意があるか
・自分の想い/言葉で語っているか?
・授業で貢献してくれそうか?
アドバイス
とにかく本音で話すこと。取り繕った言葉よりも想いを語ったほうが相手の心に響くので、自分に嘘をついて綺麗な問答をする必要はない。